「ベルサイユのばら」ロザリー編完結、「ポーの一族」とのリンクも明らかに

「ベルサイユのばら」の「エピソード9」第4話の扉ページ。(c)池田理代子プロダクション

池田理代子「ベルサイユのばら」の読み切りシリーズ「エピソード9」が、本日2月5日に発売されたマーガレット5号(集英社)で完結。最終話では同エピソードと萩尾望都「ポーの一族」の世界がリンクしていることが明らかになった。

「エピソード9」で展開されていたのは、かつてオスカルの家に仕え、マリー・アントワネットの最期の世話係を務めたロザリーのエピソード。劇中にはオスカルの近衛隊時代の部下であったジェローデルが、30歳ほどの風貌からまったく歳を取っていない姿で登場しており、最終話ではジェローデルが「ポーの一族」に登場する村へと迷い込む様子が描かれた。

今回のリンクは「ポーの一族」のファンでもある池田が、「『ベルばら』の登場人物であるジェローデルがポーの村に流れ着く」というアイデアを萩尾に話したところ、「面白そうですね」との回答があったことから実現したもの。最終ページには「作中の村のイメージは、萩尾望都先生の許可を得て『ポーの一族』から使わせていただきました」との説明文も掲載されている。